Claude Code の細かい操作を 3 つ紹介します。Esc 2 回での巻き戻し、/copy での持ち出し、ターミナルのショートカットキーです。
どれも知らなくて困るものではありません。ただ知っていると、手が止まる回数が少しだけ減ります。面白そうだと思ったものだけ拾ってもらえれば十分です。
Esc で止めて、Esc 2 回で戻す
Claude Code が明らかにおかしい方向に進み始めたら、Esc で止めます。そのまま Esc を 2 回押すと、過去のメッセージまで巻き戻すメニューが開きます。
これは /rewind と同じメニューです。「巻き戻しなら /rewind で知ってる」という人も多いと思います。ただ、毎回コマンドを打つより、こちらのほうが速いです。止める動作と戻る動作が Esc キーだけで繋がっているので、連打して戻すことが多いです。
なぜ追加で指示を重ねるのではなく巻き戻すのか、という話は前回の記事に書いたので、よろしければご覧ください!
1 つだけ注意があります。入力欄にテキストが残っている状態で Esc を 2 回押すと、巻き戻しメニューは開かず、先に入力がクリアされます。消えた下書きは履歴に残っていて、上矢印キーで呼び出せます。この分岐は公式ドキュメントに明記されています。
/copy で Claude の応答を持ち出す
/copy で、直近の Claude の応答をクリップボードにコピーできます(コマンド一覧に記載があります)。
使いどころはこういう場面です。
- Claude が関与できない場所へメッセージを送る
- 別のチャットやセッションに指示を渡す(v2.1.224で実装されましたね!)
- 出力されたコマンドを自分のターミナルで実行する
前回の記事では「pbcopy してクリップボードに入れてください」と頼む方法を書きました。直近の応答をそのまま持ち出すだけなら、/copy で済みます。
コードブロックを含む応答では、ブロック単位でコピーするか全文コピーするかを選ぶメニューも開きます。
バッククォートは 4 つで出力させる
持ち出すときは、この指示を添えます。
バッククォート 4 つでコピペしやすいように出力してくださいなぜ 4 つなのか。コピー対象の中にコードブロックが含まれていると、3 つのフェンスでは内側のバッククォート 3 つと衝突するからです。衝突すると、コードブロックが途中で閉じてしまいます。貼り先が Markdown をレンダリングする場所だと、シンタックスハイライトが効かず表示が崩れます。VS Code で保存した .md や Notion がその例です。
CommonMark の仕様では、コードブロックを閉じるフェンスには開きフェンスと同じ文字数以上のバッククォートが必要です。そのため外側を 4 つにすれば、内側の 3 つはフェンスとして解釈されず、ただの中身として扱われます。
貼り先が Markdown を解釈しない場所なら、この心配は要りません。
ターミナルのショートカットキー
最後は Claude Code の話ではなく、ターミナルの話です。Emacs 由来で GNU Readline に引き継がれたキーバインドは、bash や zsh を含むターミナル全般で使えます。Linux や macOS のターミナルに慣れている人には既知の内容なので、読み飛ばしてください。
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+F | カーソルを右へ 1 文字移動 |
| Ctrl+B | カーソルを左へ 1 文字移動 |
| Ctrl+P | 上へ移動(前の履歴) |
| Ctrl+N | 下へ移動(次の履歴) |
| Ctrl+A | 行頭へ移動 |
| Ctrl+E | 行末へ移動 |
| Ctrl+U | カーソルから左を全部削除 |
| Ctrl+K | カーソルから右を全部削除 |
| Ctrl+W | 直前の単語を削除 |
長いプロンプトを直すとき、矢印キーを連打して戻る必要がなくなります。とくに出番が多いのは Ctrl+U です。書きかけの指示を丸ごと消して、頭から打ち直せます。
VS Code のエディタ上で Claude Code を使っている場合、VS Code 側のキーバインドが優先されて効かないことがあります。効かないキーは、VS Code 側で割り当てを変更すれば使えます。
まとめ
- 明らかにおかしい方向に進んだら、Esc で止めてそのまま Esc 2 回で巻き戻す
- 出力を外へ持ち出すときは
/copyを使い、バッククォート 4 つで出力させると貼り先で崩れない - ターミナル標準のキーバインドを使うと、長いプロンプトの打ち直しで矢印キーを連打しなくて済む
3 つとも、知らなくても Claude Code は普通に使えます。面白そうだと思ったものだけ試してもらえれば十分です。