2026年7月13日~7月19日の変更で、個人的に気になったものをピックアップしました。
今回選んだ8件を見ると、サブエージェントの隔離やプランモード、パーミッションルールに関する修正が目立ちました。私が実際に遭遇した挙動が直っているものもいくつか混ざっています。
v2.1.210
非推奨のパーミッションルールである Write、NotebookEdit、Glob に対する起動時の警告を追加した。
Added a startup warning for
Write(path),NotebookEdit(path), andGlob(path)permission rules — useEdit(path)orRead(path)instead
複数プロジェクトの settings.json に Write(.env) の形で禁止パスを並べてきたので、これからは起動のたびに一気に警告が出そうです。方針は理解できるものの、警告だけでなく置き換え候補まで一緒に出してくれたらありがたかったな、というのが本音です。
ワークツリー隔離モードのサブエージェントが、自身のワークツリーではなくメインリポジトリに対して git コマンドを実行できてしまう問題を修正した。
Fixed
isolation: 'worktree'subagents being able to run git-mutating commands against the main repo checkout instead of their own isolated worktree
並列で走らせたサブエージェントが、隔離先ではなく親のリポジトリに git を打ってしまったことが実際にありました。どこまで書き換わったのか追い切れずに作業を止めていたので、隔離が厳しくなったおかげでまた安心して並列で回せそうです。
v2.1.211
整数の環境変数(タイムアウト、トークン予算、リトライ回数)で、科学的記数法や桁区切り(1e6、64_000など)を使えるように更新した
Updated integer environment variables (timeouts, token budgets, retry counts) to accept scientific notation and digit-separator spellings like
1e6and64_000
タイムアウトやトークン予算を 64_000 や 1e6 の形で書けるようになるのは、地味ですが読み間違いが減ってありがたい変更です。ゼロを数え直していた手間がなくなります。
v2.1.212
サブエージェントの起動数にセッションごとの上限(デフォルト200回)を設け、ループ時の過剰な委譲を抑制します。
Added a per-session cap on subagent spawns (default 200, override with
CLAUDE_CODE_MAX_SUBAGENTS_PER_SESSION) to stop runaway delegation loops;/clearresets the budget
先週も似た改修に触れましたが、連鎖して増えていく挙動はまだ完全には抑え切れていない印象です。上限で必ず止まると分かっていれば、サブエージェントへのタスクを更に委譲しやすくなるので、今後の更新に期待です。
プランモードにおいて、権限プロンプトや SDK コールバックなしでファイルを変更する Bash コマンド(touch や rm 等)が実行される不具合を修正しました。
Fixed plan mode auto-running file-modifying Bash commands (e.g.
touch,rm) without a permission prompt or SDKcanUseToolcallback
プランに切り替えた直後は問題なくても、しばらくやり取りを重ねた後で rm が実行されたことはありました。
防がれるようなしくみになるのは助かるのですが、プラン中は計画に専念してもらうよう、指示側の工夫も必要です。
v2.1.214
OpenTelemetryログイベントにmessage.uuid、client_request_id、tool_source属性を追加し、メッセージ間の相関とツールの出所を追跡できるようにしました。
Added
message.uuid,client_request_id, andtool_sourceattributes to OpenTelemetry log events for message-level correlation and tool provenance
組織単位で利用ログを集めているとき、ツール呼び出しの出所まで辿れるようになるのは地味に効果的です。振り返るとき「この呼び出しはどのワークフロー由来か?」を調査しやすくなります。
CLIフラグ —settings 経由で有効化したプラグインが読み込まれない問題を修正しました(v2.1.181以降の回帰)。
Fixed plugins enabled via the
--settingsCLI flag not loading (regression since v2.1.181)
私は遭遇していないのですが、開発速度を考えるとこの手の回帰は避けきれないのだろうと想像します。 原因まで開示したうえで正直に修正を告知する姿勢は、いち利用者として信頼できます。
v2.1.215
Claude が /verify および /code-review スキルを自動的に実行しないよう変更されました。これらのスキルが必要な場合は、ユーザーが明示的にコマンドを入力して呼び出す必要があります。
Claude no longer runs the
/verifyand/code-reviewskills on its own; invoke them with/verifyor/code-reviewwhen you want them
頼んでもいないタイミングで /code-review が動き出して、待たされる場面がたまにありました。使いたいときは私で /code-review と打ったほうが結局速いので、勝手に始まらなくなったのは素直にうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 今回ピックアップしたのは一部です。全ての変更は公式の CHANGELOG で確認できます。