Claude Code v2.1.86

変更項目: 26件

CHANGELOG.md

このバージョンの概要

Readツールの最適化やファイル参照時のエスケープ処理の見直しにより、トークン消費効率とプロンプトキャッシュのヒット率が向上しました。Windowsでの設定ファイル書き込みや、長時間セッションにおけるメモリリークなど、パフォーマンスに直結する重要なバグが多数修正されています。また、スキル一覧のソート機能やファイル名クリックによる遷移など、開発体験を向上させる細かな改善が含まれています。

Added 追加 (2件)

Added
APIリクエストに X-Claude-Code-Session-Id ヘッダーを追加し、プロキシがセッションごとにリクエストを集計できるように改善
英語原文を表示
Added X-Claude-Code-Session-Id header to API requests so proxies can aggregate requests by session without parsing the body

変更前

プロキシ側でセッションごとのリクエスト統計を取得するには、リクエストボディをパースしてセッション情報を抽出する必要がありました。

変更後

全てのリクエストのヘッダーにセッションIDが含まれるようになり、ボディをパースせずにセッション単位のトラッキングが可能になりました。

ユーザーへの恩恵

企業内プロキシなどで利用状況を分析・管理する際の負荷が軽減され、セッションベースのモニタリングが容易になります。

関連ドキュメント

Added
VCSディレクトリの除外リストに .jj.sl を追加し、Grepやファイル補完の対象からJujutsu/Saplingのメタデータを除外
英語原文を表示
Added .jj and .sl to VCS directory exclusion lists so Grep and file autocomplete don't descend into Jujutsu or Sapling metadata

変更前

Jujutsu (jj) や Sapling (sl) といったバージョン管理システムを使用している際、メタデータが含まれる内部ディレクトリが検索やファイル補完の結果に混入していました。

変更後

これらVCSの管理ディレクトリが無視されるようになり、開発者が操作したいソースファイルのみが正確に提示されます。

ユーザーへの恩恵

不要なメタデータへのアクセスを防ぐことで、検索の精度が向上し、AIが意図しないファイルを読み込む無駄なトークン消費を抑制できます。

Changed 変更 (7件)

Changed
多数の claude.ai MCP コネクタ設定時の起動の停滞を軽減(macOS キーチェーンのキャッシュ時間を30秒に延長)
英語原文を表示
Reduced startup event-loop stalls when many claude.ai MCP connectors are configured (macOS keychain cache extended from 5s to 30s)

変更前

多数の外部ツールと連携している場合、起動のたびに認証情報の取得が発生し、ツールが操作可能になるまで待たされることがありました。

変更後

キャッシュの最適化により、起動時の認証チェックによるイベントループのブロックが大幅に減少しました。

ユーザーへの恩恵

連携ツールを増やしても起動速度が犠牲にならず、すぐに開発作業を開始できる軽快な体験が維持されます。

関連ドキュメント

Changed
ファイル言及 @ 使用時のトークンオーバーヘッドを削減(rawコンテンツをJSONエスケープせずに送信)
英語原文を表示
Reduced token overhead when mentioning files with @ — raw string content no longer JSON-escaped

変更前

ファイルを @ で参照した際、内容が冗長にエンコードされて送信されていたため、無駄にトークンを消費し、コンテキスト窓を圧迫していました。

変更後

ファイル内容がより効率的な形式で送信されるようになり、同じコンテキスト窓でより多くの情報を扱えるようになりました。

ユーザーへの恩恵

APIコストがわずかに削減されるとともに、大規模なファイルを複数参照した際のAIの応答品質が向上します。

関連ドキュメント

Changed
メモリ保存の通知に含まれるファイル名が、ホバー時にハイライトされクリックで開けるようになりました。
英語原文を表示
Memory filenames in the "Saved N memories" notice now highlight on hover and open on click
Changed
/skills 一覧でのスキルの説明文を最大250文字に制限し、コンテキスト消費量を削減
英語原文を表示
Skill descriptions in the /skills listing are now capped at 250 characters to reduce context usage

変更前

大量のスキルを登録している場合、スキルの一覧情報だけでコンテキスト窓の多くを占有してしまい、肝心の対話に使える容量が減っていました。

変更後

説明文が適切に切り詰められることで、スキル情報を保持しつつも、AIとの対話に最大限のコンテキストを割り当てられるようになりました。

ユーザーへの恩恵

多数のカスタムスキルをプロジェクトに追加しても、AIの推論能力や記憶保持への悪影響を最小限に抑えられます。

関連ドキュメント

Changed
/skills メニューをアルファベット順にソートし、視認性を向上
英語原文を表示
Changed /skills menu to sort alphabetically for easier scanning

変更前

スキルが増えるにつれメニューの並び順が予測しにくくなり、目的のスキルを探すのに時間がかかっていました。

変更後

一覧が辞書順で表示されるようになり、多数のスキルの中から必要なものを素早く見つけられるようになりました。

ユーザーへの恩恵

コマンドラインでの操作スピードが向上し、多数の自動化スキルを使いこなす際の効率が改善します。

関連ドキュメント

Changed
プラン制限でオートモードが利用できない場合、表示を「一時的に利用不可」から「お使いのプランでは利用不可」に変更しました。
英語原文を表示
Auto mode now shows "unavailable for your plan" when disabled by plan restrictions (was "temporarily unavailable")
Changed
Readツールが行番号の表示をコンパクト化し、変更のない再読み込みを重複排除することでトークン使用量を削減しました。
英語原文を表示
Read tool now uses compact line-number format and deduplicates unchanged re-reads, reducing token usage

Improved 改善 (1件)

Improved
Bedrock、Vertex、Foundryユーザー向けに、ツールの説明から動的な内容を排除することでプロンプトキャッシュのヒット率を向上させました。
英語原文を表示
Improved prompt cache hit rate for Bedrock, Vertex, and Foundry users by removing dynamic content from tool descriptions

Fixed 修正 (16件)

Fixed
v2.1.85より前に作成されたセッションで --resume を実行した際に、ツール実行情報の不一致で失敗するバグを修正
英語原文を表示
Fixed --resume failing with "tool_use ids were found without tool_result blocks" on sessions created before v2.1.85

変更前

古いバージョンで作成されたセッションを再開しようとすると、ツール実行ログの形式変更によりエラーが発生し、会話を継続できない場合がありました。

変更後

過去のセッションデータとの互換性が確保され、バージョンを跨いでも安全に過去のコンテキストを復元できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

進行中の作業を中断することなく、常に最新の Claude Code へアップデートしてセッションを継続できます。

Fixed
条件付きスキルやルールが設定されている場合に、プロジェクト外のファイル(~/.claude/CLAUDE.md など)への読み書きが失敗する問題を修正
英語原文を表示
Fixed Write/Edit/Read failing on files outside the project root (e.g., ~/.claude/CLAUDE.md) when conditional skills or rules are configured

変更前

特定のパスに基づいたルールが有効な際、プロジェクトのルートディレクトリ外にある重要な設定ファイルやメモリファイルに AI がアクセスできないことがありました。

変更後

プロジェクト外にあるグローバルな設定ファイル等も、パーミッションの範囲内で正しく読み書きや編集が可能になりました。

ユーザーへの恩恵

ユーザー設定やグローバルな指示ファイルをAIが適切に更新できるようになり、プロジェクトを跨いだカスタマイズがスムーズに反映されます。

関連ドキュメント

Fixed
Windowsでスキルを呼び出すたびに不要な設定ファイルの書き込みが発生し、パフォーマンス低下や設定の破損を招く問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed unnecessary config disk writes on every skill invocation that could cause performance issues and config corruption on Windows
Fixed
非常に長いセッションで /feedback コマンドを使用した際に、巨大な履歴データの処理でメモリ不足クラッシュが発生する問題を修正
英語原文を表示
Fixed potential out-of-memory crash when using /feedback on very long sessions with large transcript files

変更前

会話履歴が膨大になったセッションでフィードバックを送信しようとすると、全履歴のコピー処理でメモリを使い果たし、ツールが強制終了することがありました。

変更後

履歴データのハンドリングが最適化され、長期間の対話セッションからでも安全にフィードバックを送信できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

複雑な開発作業のログを含んだ貴重なフィードバックを、エラーを気にせず開発チームへ共有できます。

Fixed
対話モードで --bare オプションを使用した際に MCP ツールが消えたり、メッセージが破棄されたりする問題を修正
英語原文を表示
Fixed --bare mode dropping MCP tools in interactive sessions and silently discarding messages enqueued mid-turn

変更前

起動を高速化する --bare モードを使用すると、対話中に MCP 経由のツールが利用できなくなったり、処理待ちのメッセージが消失したりする不具合がありました。

変更後

高速起動を維持しつつ、対話セッションに必要な MCP ツールやメッセージキューイングが正しく動作するように修正されました。

ユーザーへの恩恵

余計な設定を読み込まない軽量な状態でも、MCP 連携を含む全ての対話機能を安定して利用できます。

Fixed
OAuthログインURLのコピー用ショートカット c が、URLの全体ではなく先頭約20文字しかコピーしない不具合を修正
英語原文を表示
Fixed the c shortcut copying only ~20 characters of the OAuth login URL instead of the full URL

変更前

ブラウザが自動で開かない環境でログインURLをコピーしようとしても、不完全なURLしか取得できず、手動でのログインが困難な場合がありました。

変更後

常にフルURLがクリップボードにコピーされるようになり、あらゆる環境で確実にログイン手順を進められます。

ユーザーへの恩恵

SSH経由での利用時など、ブラウザ自動起動が機能しない場面でのセットアップがストレスなく行えるようになります。

Fixed
狭いターミナルで入力が折り返された際、OAuthコードなどのマスクされた入力の先頭が漏洩する問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed masked input (e.g., OAuth code paste) leaking the start of the token when wrapping across multiple lines on narrow terminals
Fixed
macOS/Linuxにおいて、公式マーケットプレイスのプラグインスクリプトが「Permission denied」で失敗する問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed official marketplace plugin scripts failing with "Permission denied" on macOS/Linux since v2.1.83
Fixed
複数の Claude Code インスタンスを起動中に /model を変更すると、ステータスラインに別セッションのモデル名が表示される問題を修正
英語原文を表示
Fixed statusline showing another session's model when running multiple Claude Code instances and using /model in one of them

変更前

複数のプロジェクトで同時に Claude Code を開いている際、片方のモデル変更がもう一方の表示に影響を与え、実際に使用しているモデルを誤認するリスクがありました。

変更後

セッションごとの状態管理が厳密になり、現在操作しているインスタンスのモデル情報が常に正しく表示されます。

ユーザーへの恩恵

並行作業中でも「どのAIモデルに指示を出しているか」を正確に把握でき、意図しないモデル使用を防止できます。

Fixed
長い会話の末尾でホイールスクロールや選択操作をした後、新しいメッセージに対して自動スクロールが追従しない問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed scroll not following new messages after wheel scroll or click-to-select at the bottom of a long conversation
Fixed
/plugin のアンインストール確認で n キーを押した際、データディレクトリを保持したまま正しくアンインストールされるよう修正
英語原文を表示
Fixed /plugin uninstall dialog: pressing n now correctly uninstalls the plugin while preserving its data directory

変更前

プラグインの削除時に設定やデータを残す選択をしたつもりが、正常に処理が完了しない、あるいは意図しない挙動になることがありました。

変更後

データの保持を選択してアンインストールする挙動が修正され、将来的な再インストールに備えて設定を残したまま安全に削除できます。

ユーザーへの恩恵

プラグインの整理や入れ替えを、カスタマイズした設定を失う不安なく自由に行えるようになります。

Fixed
クリック後にEnterを押すと、AIの応答が届くまでログ画面が空白になってしまう先祖返りの不具合を修正しました。
英語原文を表示
Fixed a regression where pressing Enter after clicking could leave the transcript blank until the response arrived
Fixed
キーワードを削除した後も ultrathink のヒント表示が残り続けてしまう問題を修正
英語原文を表示
Fixed ultrathink hint lingering after deleting the keyword

変更前

思考レベルを一時的に上げるためのキーワード「ultrathink」をプロンプトから消しても、UI上の通知表示が消えず、現在の状態が分かりにくいことがありました。

変更後

入力内容とUI表示が即座に同期され、思考モードの有効・無効状態が正確に視覚化されます。

ユーザーへの恩恵

AIが高度な思考(Extended Thinking)を行っているかどうかを正しく把握でき、不要なトークン消費を避けるための判断が容易になります。

関連ドキュメント

Fixed
Markdownの描画キャッシュが全文字列を保持し続けることによる、長時間セッションでのメモリ使用量の増大を修正しました。
英語原文を表示
Fixed memory growth in long sessions from markdown/highlight render caches retaining full content strings
Fixed
[VSCode] 長時間の処理中に拡張機能が誤って「応答なし」と表示される問題を修正しました。
英語原文を表示
[VSCode] Fixed extension incorrectly showing "Not responding" during long-running operations
Fixed
[VSCode] Maxプランのユーザーがログインから8時間後のトークン更新時に、モデル設定がSonnetにリセットされる問題を修正しました。
英語原文を表示
[VSCode] Fixed extension defaulting Max plan users to Sonnet after the OAuth token refreshes (8 hours after login)
シェア: X はてブ