Claude Code v2.1.133

変更項目: 17件

CHANGELOG.md

このバージョンの概要

作業ツリー作成時のブランチ起点を制御する worktree.baseRef や、組織内での bubblewrap パス指定など、管理・設定面での柔軟性が大幅に向上しました。プロキシ環境下での MCP OAuth 認証の安定化や、ネットワークドライブ上のファイル操作における権限判定の修正により、企業内ネットワークでの利便性が改善されています。また、サブエージェントのスキル検出や並列セッション間の設定干渉といった、複数の不具合が解消され動作の信頼性が高まりました。

Added 追加 (3件)

Added
worktree.baseRef 設定を追加し、作業ツリー作成時のブランチ元を origin/<default> かローカルの HEAD か選択可能になりました
英語原文を表示
Added worktree.baseRef setting (fresh | head) to choose whether --worktree, EnterWorktree, and agent-isolation worktrees branch from origin/<default> or local HEAD. **Note:** the default fresh changes EnterWorktree's base back to origin/<default> (it has been local HEAD since 2.1.128) — set worktree.baseRef: "head" to keep unpushed commits in new worktrees

変更前

新しい作業ツリー(worktree)を作成する際、ブランチの起点となるリファレンスがバージョンによって異なり、未プッシュのコミットが含まれない場合がありました。

変更後

worktree.baseRef 設定により、fresh(デフォルトのブランチ)または head(現在のローカルコミット)のどちらを起点にするか明示的に指定できます。

ユーザーへの恩恵

未プッシュの変更を作業ツリーに引き継ぎたい場合に head を指定することで、作業の中断や隔離をスムーズに行えるようになります。

関連ドキュメント

Added
LinuxおよびWSL向けに、bubblewrapとsocatの実行ファイルのパスを指定する設定(sandbox.bwrapPath, sandbox.socatPath)を追加しました
英語原文を表示
Added sandbox.bwrapPath and sandbox.socatPath managed settings (Linux/WSL) to specify custom bubblewrap and socat binary locations

変更前

Linux環境でサンドボックス機能を使用する際、bubblewrap などのバイナリが標準以外のパスにインストールされていると、正常に動作させることが困難でした。

変更後

管理設定でカスタムパスを指定できるようになったため、特殊な環境やセキュリティ制限のあるシステムでもサンドボックスを正しく利用できます。

ユーザーへの恩恵

OS標準のパッケージ管理以外でツールを導入している環境でも、安全な隔離実行環境を維持できるようになります。

Added
管理設定の統合動作を制御する parentSettingsBehavior キーを追加し、SDKの管理設定と既存ポリシーの統合が可能になりました
英語原文を表示
Added parentSettingsBehavior admin-tier key ('first-wins' | 'merge') to let admins opt SDK managedSettings (parent tier) into the policy merge

変更前

SDKを通じて提供される管理設定と、システム上の管理設定が競合した場合の優先順位やマージ方法を管理者が詳細に制御できませんでした。

変更後

parentSettingsBehavior に 'first-wins' (最初の設定優先) または 'merge' (マージ) を指定することで、組織のポリシーに応じた設定の継承を実現できます。

ユーザーへの恩恵

エンタープライズ環境において、共通ポリシーとプロジェクト固有のSDK設定を柔軟に共存させることが可能になります。

Changed 変更 (2件)

Changed
フックおよびBashツールに現在設定されている思考レベル(effort level)を渡す機能を追加しました
英語原文を表示
Hooks now receive the active effort level via the effort.level JSON input field and the $CLAUDE_EFFORT environment variable, and Bash tool commands can read $CLAUDE_EFFORT

変更前

フックスクリプトやBashコマンドは、メインセッションで設定されている思考レベル(low, high等)を検知する手段がありませんでした。

変更後

JSON入力の effort.level フィールドや $CLAUDE_EFFORT 環境変数を通じて現在のレベルを取得でき、Bashツールからも参照可能です。

ユーザーへの恩恵

思考レベルに応じてフックの挙動を変えたり、ログに記録したりするなど、コンテキストに応じた柔軟な自動化が可能になります。

関連ドキュメント

Changed
claude --help コマンドの出力に --remote-control オプションを明記するように改善しました
英語原文を表示
claude --help now lists --remote-control alongside --remote-control-session-name-prefix

変更前

リモートコントロール機能に関連する主要なオプションがヘルプ画面に表示されておらず、利用可能な機能の発見が困難でした。

変更後

ヘルプ一覧に --remote-control が追加され、関連する接頭辞オプションと並んで確認できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

CLI のマニュアルを参照するだけで、リモート連携機能のコマンドライン引数を正しく把握できるようになります。

Improved 改善 (2件)

Improved
フォーカスモードの挙動を改善しました。
英語原文を表示
Improved focus mode behavior
Improved
メモリ不足時に待機中のバックグラウンドワーカーを解放し、メモリ使用量を最適化しました。
英語原文を表示
Improved memory usage by releasing warm-spare background workers under memory pressure

Fixed 修正 (10件)

Fixed
リフレッシュトークンの競合により、並列セッションで共通の認証情報が消失し 401 エラーになる問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed parallel sessions all dead-ending at 401 after a refresh-token race wiped shared credentials
Fixed
ドライブのルート(C:\や/)に適用された Edit/Write 許可ルールが誤判定され、常に確認プロンプトが表示される問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed Edit/Write allow rules scoped to a drive root (C:\) or POSIX / matching incorrectly and always prompting

変更前

ファイルアクセスの許可範囲をドライブ直下に設定している場合、正しいルールであっても認識に失敗し、都度ユーザーの承認を求められていました。

変更後

ルートディレクトリに対する許可ルールのマッチングロジックが修正され、設定した権限が正しく適用されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

広い範囲に書き込み許可を与えている設定において、不要なプロンプトによる中断がなくなり、作業効率が向上します。

関連ドキュメント

Fixed
ディスクの遅延や時刻のずれにより履歴ファイルのロックが損なわれた際、エラー(ECOMPROMISED)が発生する問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed an unhandled rejection (ECOMPROMISED) when a history or session-log file lock is compromised by clock skew or slow disk
Fixed
会話の圧縮(Compaction)中にEscキーを押すと、誤ったエラー通知が表示される問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed pressing Esc during conversation compaction showing a spurious "Error compacting conversation" notification
Fixed
MCPのOAuth認証フロー(ディスカバリ、登録、トークン交換等)において、プロキシ設定やmTLSが正しく適用されない問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed HTTP(S)_PROXY / NO_PROXY / mTLS not being respected for the full MCP OAuth flow including discovery, dynamic client registration, token exchange, and token refresh

変更前

HTTP_PROXY や mTLS 設定が必要なエンタープライズネットワーク環境において、MCP サーバーの OAuth 認証プロセスが接続エラーで失敗することがありました。

変更後

OAuth フローの全工程でプロキシ設定とクライアント証明書が尊重されるようになり、制限の厳しいネットワーク内でも外部ツール連携が可能です。

ユーザーへの恩恵

社内プロキシ経由での認証が必須の環境でも、安全かつ確実に MCP サーバーの認可を完了させることができます。

関連ドキュメント

Fixed
ネットワークドライブ上のディレクトリを --add-dir で追加した際に、ファイル操作が拒否される問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed Read/Write/Edit being denied on mapped network drives passed via --add-dir / SDK additionalDirectories

変更前

追加ディレクトリとして指定したパスがネットワーク上のマップされたドライブにある場合、Read/Write/Edit 権限が正しく認識されずアクセス拒否される場合がありました。

変更後

ネットワークドライブ上のパスに対する権限判定が改善され、ローカルドライブと同様にシームレスなファイル操作が可能になりました。

ユーザーへの恩恵

共有サーバーや外部ストレージ上にプロジェクト資産がある場合でも、Claude Code を制限なく利用できるようになります。

関連ドキュメント

Fixed
リモートコントロール機能での中断操作がCLIセッションに完全に反映されず、後続のメッセージが滞留する問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed Remote Control stop/interrupt from claude.ai not fully canceling the CLI session the same way local Esc does, causing queued messages to never advance after interrupting a stuck tool or prompt

変更前

claude.ai 上でリモートセッションを停止または中断しても、ローカルの CLI 側で適切にキャンセル処理が伝わらず、動作がフリーズしたように見えることがありました。

変更後

リモートからの停止操作がローカルの Esc キー押下と同等に処理されるようになり、即座に制御が戻るようになりました。

ユーザーへの恩恵

ツール実行中のスタックやプロンプトの待ち状態をブラウザから確実に解除でき、スムーズに会話を再開できます。

関連ドキュメント

Fixed
/effort の変更が他の同時実行セッションに影響を与えたり、IDE側での変更が無視されたりする問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed /effort in one session unexpectedly changing the effort level of other concurrent sessions, and a related issue where an IDE effort change could be silently dropped

変更前

1つのセッションで思考レベル(effort)を変更すると、意図せず他の並列実行中のセッションのレベルまで書き換わってしまうことがありました。

変更後

思考レベルの管理がセッションごとに適切に分離され、IDEからの設定変更も確実に反映されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

複数のプロジェクトやセッションを並行して進める際、各コンテキストに応じた思考コスト設定を独立して維持できます。

関連ドキュメント

Fixed
サブエージェントがプロジェクト、ユーザー、またはプラグインのスキルを正常に検出できない問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed subagents not discovering project, user, or plugin skills via the Skill tool
Fixed
VS Code 拡張機能で Claude バイナリが同梱されていないビルドの場合に "Unsupported platform" エラーが発生する問題を修正しました
英語原文を表示
[VSCode] Fixed claudeCode.claudeProcessWrapper failing with "Unsupported platform" when the extension build doesn't bundle a Claude binary

変更前

特定の環境やビルド構成において、拡張機能が内部プロセスを起動できず、プラットフォーム非対応としてエラー終了することがありました。

変更後

バイナリの存在確認とラッパープロセスの起動処理が修正され、同梱バイナリがない場合でも適切に動作を継続できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

VS Code ユーザーが環境を選ばず、安定して Claude Code の機能を利用できるようになります。

シェア: X はてブ