Claude Code v2.1.94

変更項目: 25件

CHANGELOG.md

このバージョンの概要

AIの思考レベル(effort)のデフォルト値が「high」に引き上げられ、複雑なタスクにおいてより深い推論が標準で提供されるようになりました。プラグインやスキルのフックに関する複数の不具合が解消され、開発者が意図した通りの拡張機能の挙動が保証されています。また、日本語などのマルチバイト文字の破損修正やVS Code版の安定性向上など、細かな利便性と信頼性が大幅に強化されています。

Added 追加 (5件)

Added
Mantleを利用したAmazon Bedrockのサポートを追加(CLAUDE_CODE_USE_MANTLE=1で有効化)
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Added support for Amazon Bedrock powered by Mantle, set CLAUDE_CODE_USE_MANTLE=1

変更前

Amazon Bedrockを介してClaudeを使用する際、特定のインフラストラクチャ最適化レイヤー(Mantle)を明示的に指定して利用するオプションがありませんでした。

変更後

環境変数 CLAUDE_CODE_USE_MANTLE=1 を設定することで、MantleパワードのAmazon Bedrockエンドポイントを利用できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

AWS環境において、より最適化された推論インフラストラクチャを選択できるようになり、パフォーマンスや安定性の向上が期待できます。

関連ドキュメント

Added
Slack MCPツールのメッセージ送信時に、クリック可能なチャンネルリンクを含むコンパクトなヘッダーを表示
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Added compact Slacked #channel header with a clickable channel link for Slack MCP send-message tool calls

変更前

Slackへのメッセージ送信ツールを使用する際、送信先のチャンネル情報が視認しにくく、送信後に実際のSlackチャンネルをすぐに確認する手段も限られていました。

変更後

「Slacked #channel」という形式のコンパクトなヘッダーが表示され、チャンネル名がリンクとして機能するようになりました。

ユーザーへの恩恵

ツールが正しく動作したかを直感的に把握でき、ワンクリックで送信先のチャンネルを開いて会話を確認できるため、ワークフローがスムーズになります。

Added
プラグインの出力スタイルにおいて keep-coding-instructions フロントマテリアル項目のサポートを追加
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Added keep-coding-instructions frontmatter field support for plugin output styles

変更前

カスタム出力スタイルを適用すると、標準のコーディング指示(テストによる検証など)が除外されてしまい、特定のアドバイザー役をさせつつコーディングのベストプラクティスを維持させることが困難でした。

変更後

フロントマテリアルで keep-coding-instructions: true を設定することで、カスタムスタイルを適用したままClaudeの基本的なコーディングガイドラインを保持できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

「解説重視」などの特定の役割を与えつつ、コードの品質や検証手順は妥協させないといった柔軟なカスタマイズが可能になります。

関連ドキュメント

Added
UserPromptSubmit フックに hookSpecificOutput.sessionTitle を追加し、フック経由でのセッションタイトルの設定に対応
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Added hookSpecificOutput.sessionTitle to UserPromptSubmit hooks for setting the session title

変更前

セッションのタイトルはAIによって自動生成されるか手動で変更する必要があり、ユーザーのプロンプト入力に基づいて外部スクリプトなどから動的にタイトルを制御する手段がありませんでした。

変更後

ユーザーがプロンプトを送信した直後に実行されるフックから、JSON形式でセッションタイトルを指定して上書きできるようになりました。

ユーザーへの恩恵

独自の命名規則に従ってセッションを自動整理したり、特定のキーワードが含まれる場合にタイトルを即座に変更したりといった自動化が可能になります。

Added
[VSCode] settings.json のパース失敗時に警告バナーを表示し、設定が未適用であることを通知
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[VSCode] Added a warning banner when settings.json files fail to parse, so users know their permission rules are not being applied

変更前

設定ファイルの記述にミス(JSONの構文エラーなど)があると、設定が反映されないまま静かに動作し、パーミッション設定などが効いていないことに気づけませんでした。

変更後

VS Code上でパースエラーを示す警告バナーが表示されるようになり、設定が読み込まれていないことが一目で分かるようになりました。

ユーザーへの恩恵

設定ミスの早期発見につながり、意図しないツール実行や制限の無効化を防ぐことで、セキュリティと安全性が向上します。

Changed 変更 (3件)

Changed
APIキー、Bedrock/Vertex/Foundry、Team/Enterpriseユーザーのデフォルトの思考レベル(effort)を「high」に変更
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Changed default effort level from medium to high for API-key, Bedrock/Vertex/Foundry, Team, and Enterprise users (control this with /effort)

変更前

これまでは、複雑な推論タスクにおいてもデフォルトの思考レベルが「medium」に設定されており、より深い考察が必要な場合には手動で設定を変更する必要がありました。

変更後

サブスクリプションユーザーやAPIユーザー向けに、標準の思考レベルが「high」に引き上げられました。設定は /effort コマンドでいつでも調整可能です。

ユーザーへの恩恵

初期設定のままでもAIがより注意深く論理的に考えるようになるため、複雑なデバッグやアーキテクチャ設計の精度が向上します。

関連ドキュメント

Changed
ディレクトリ指定("skills": ["./"])で宣言されたプラグインスキルの呼び出し名に、ディレクトリ名ではなくフロントマテリアルの name を使用するよう変更
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Plugin skills declared via "skills": ["./"] now use the skill's frontmatter name for the invocation name instead of the directory basename, giving a stable name across install methods

変更前

プラグイン内のスキルをディレクトリ参照で読み込む際、スラッシュコマンド名がディレクトリ名に依存していたため、インストール方法や配置によってコマンド名が変わってしまうリスクがありました。

変更後

ディレクトリ名に関わらず、スキルファイル内のフロントマテリアルで定義された name が一貫してスラッシュコマンド名として使用されます。

ユーザーへの恩恵

スキルの共有や配布において、ユーザーが常に同じコマンド名で機能を呼び出せるようになり、混乱を防ぎ、安定した利用体験を提供できます。

関連ドキュメント

Changed
[VSCode] セッション開始時のコールドスタートにおけるサブプロセスの処理負荷を軽減しました。
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[VSCode] Reduced cold-open subprocess work on starting a session

Improved 改善 (1件)

Improved
--resume で同じリポジトリの別ワークツリーにあるセッションを直接再開できるよう改善
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Improved --resume to resume sessions from other worktrees of the same repo directly instead of printing a cd command

変更前

git worktreeを使用している環境で別のワークツリーのセッションを再開しようとすると、手動で cd するよう指示されるだけで、手間がかかっていました。

変更後

セッション再開時にワークツリーの切り替えをより直接的に扱えるようになり、作業場所を問わず過去のコンテキストにアクセスしやすくなりました。

ユーザーへの恩恵

複数の機能開発を並行して行っている際に、ワークツリー間をまたいだコンテキストの復元が迅速に行えます。

Fixed 修正 (16件)

Fixed
レート制限(429エラー)のRetry-Afterヘッダーが長い場合にエージェントが固まって見える問題を修正し、待機せずに即座にエラーを表示するように変更しました。
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Fixed agents appearing stuck after a 429 rate-limit response with a long Retry-After header — the error now surfaces immediately instead of silently waiting
Fixed
macOSでキーチェーンがロックされている等の理由でConsoleログインに失敗する問題を修正し、claude doctor での診断に対応
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Fixed Console login on macOS silently failing with "Not logged in" when the login keychain is locked or its password is out of sync — the error is now surfaced and claude doctor diagnoses the fix

変更前

macOSのログインキーチェーンがロックされていたりパスワードが同期されていないと、ログイン処理が「Not logged in」と表示されたまま静かに失敗し、原因の特定が困難でした。

変更後

認証エラーの具体的な理由が表示されるようになり、claude doctor コマンドを実行することで修正方法のガイダンスを受けられるようになりました。

ユーザーへの恩恵

認証トラブルが発生した際のデバッグ時間が大幅に短縮され、ユーザー自身で問題を解決してすぐに作業に戻れるようになります。

関連ドキュメント

Fixed
YAMLフロントマテリアルで定義されたプラグインスキルのフックが無視される問題を修正
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Fixed plugin skill hooks defined in YAML frontmatter being silently ignored

変更前

スキルファイル(SKILL.md)のフロントマテリアル内にフックを定義しても、システムに認識されず動作しない不具合がありました。

変更後

スキル定義内のフックが正しく読み込まれ、指定したイベントに応じて実行されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

スキルのライフサイクルに合わせたカスタム動作を確実に行えるようになり、より高度なプラグイン開発が可能になります。

Fixed
CLAUDE_PLUGIN_ROOT が未設定の場合にプラグインのフックがファイルエラーで失敗する問題を修正
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Fixed plugin hooks failing with "No such file or directory" when CLAUDE_PLUGIN_ROOT was not set

変更前

プラグインのインストール環境によっては CLAUDE_PLUGIN_ROOT 変数が正しく解決されず、フック内で相対パスを使用しているスクリプトなどが実行できないことがありました。

変更後

変数の解決ロジックが改善され、プラグインルートを基準としたファイル参照が安定して動作するようになりました。

ユーザーへの恩恵

プラグインの配布形式やユーザーの実行環境を問わず、フック機能が確実に動作するようになります。

Fixed
ローカルマーケットプレイスのプラグイン起動時に ${CLAUDE_PLUGIN_ROOT} が誤ったディレクトリを参照する問題を修正
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Fixed ${CLAUDE_PLUGIN_ROOT} resolving to the marketplace source directory instead of the installed cache for local-marketplace plugins on startup

変更前

自作のマーケットプレイスからプラグインをインストールした場合、起動時に ${CLAUDE_PLUGIN_ROOT} が実際のキャッシュ先ではなく、ソース側のディレクトリを指してしまうことがありました。

変更後

プラグインの読み込みプロセスが修正され、常にインストールされた実体のディレクトリを正しく参照するようになりました。

ユーザーへの恩恵

ローカルで開発・配布しているプラグインにおいて、スクリプトやリソースのパス指定ミスによるエラーを防止できます。

Fixed
長時間実行されているセッションにおいて、スクロールバック時に同じ差分が繰り返されたり、空白ページが表示されたりする不具合を修正しました。
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Fixed scrollback showing the same diff repeated and blank pages in long-running sessions
Fixed
トランスクリプト内の複数行にわたるユーザープロンプトにおいて、2行目以降のインデントがプロンプト記号(❯)の直下ではなくテキストの開始位置に揃うよう修正しました。
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Fixed multiline user prompts in the transcript indenting wrapped lines under the caret instead of under the text
Fixed
検索入力欄でShift+Spaceキーを押した際、スペースではなく「space」という文字列が入力されてしまう問題を修正しました。
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Fixed Shift+Space inserting the literal word "space" instead of a space character in search inputs
Fixed
xterm.jsベースのターミナル上のtmux内でハイパーリンクをクリックすると、ブラウザタブが2重に開く問題を修正
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Fixed hyperlinks opening two browser tabs when clicked inside tmux running in an xterm.js-based terminal (VS Code, Hyper, Tabby)

変更前

VS Code、Hyper、Tabbyなどのターミナル内でtmuxを使用している際、表示されたURLをクリックすると、意図せず2つの同じタブが開いてしまう挙動がありました。

変更後

OSOSレベルのリンクハンドリングとエミュレータ側の干渉が解消され、1回のクリックで1つのタブのみが開くよう修正されました。

ユーザーへの恩恵

ドキュメントや参考URLを確認する際のストレスが軽減され、ブラウザが不要なタブで埋め尽くされるのを防げます。

関連ドキュメント

Fixed
代替画面(alt-screen)でのレンダリングにおいて、スクロール中にコンテンツの高さが変わると残像が残る問題を修正しました。
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Fixed an alt-screen rendering bug where content height changes mid-scroll could leave compounding ghost lines
Fixed
settings.jsonenv 項目で設定された FORCE_HYPERLINK 環境変数が無視される問題を修正
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Fixed FORCE_HYPERLINK environment variable being ignored when set via settings.json env

変更前

設定ファイルを通じてハイパーリンク表示を強制しようとしても、環境変数が正しく読み込まれず、ターミナルの機能制限によってリンクが有効にならない場合がありました。

変更後

設定ファイル内で定義された環境変数が優先的に適用されるようになり、リンク機能を確実に有効化できます。

ユーザーへの恩恵

各ユーザーのターミナル環境に合わせて、URLやファイルパスのクリッカブル化を確実に制御できるようになります。

Fixed
ダイアログ内のタブ選択にターミナルのネイティブカーソルが追従しない問題を修正し、スクリーンリーダーや拡大鏡などのアクセシビリティツールでの操作性を改善しました。
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Fixed native terminal cursor not tracking the selected tab in dialogs, so screen readers and magnifiers can follow tab navigation
Fixed
Amazon BedrockでのSonnet 3.5 v2呼び出し時に us. 推論プロファイルを使用するよう修正
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Fixed Bedrock invocation of Sonnet 3.5 v2 by using the us. inference profile ID

変更前

Bedrock経由で最新のSonnetモデル(v2)を使用する際、プロファイルIDの不一致によりモデルの呼び出しに失敗したり、最新バージョンが適用されなかったりする場合がありました。

変更後

推論プロファイルIDとして us. プレフィックスを適切に使用するように調整され、安定したモデル呼び出しが可能になりました。

ユーザーへの恩恵

Bedrockユーザーが最新かつ高性能なSonnetモデルの能力を確実に享受できるようになります。

関連ドキュメント

Fixed
SDK/printモードで中断された際、会話履歴にアシスタントの途中回答が保存されない問題を修正
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Fixed SDK/print mode not preserving the partial assistant response in conversation history when interrupted mid-stream

変更前

非対話モード(-p フラグ)などでストリーミング中に処理が中断されると、それまでに出力されていた回答内容が履歴に記録されず、状況の把握が困難でした。

変更後

処理が中断された場合でも、その時点までに受信したアシスタントの回答の一部が履歴として保持されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

タイムアウトやエラーで中断された際の進捗を確認しやすくなり、その後の再開やデバッグがスムーズになります。

Fixed
stream-jsonのチャンク境界でマルチバイト文字(日本語など)が壊れる問題を修正
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Fixed CJK and other multibyte text being corrupted with U+FFFD in stream-json input/output when chunk boundaries split a UTF-8 sequence

変更前

日本語などのマルチバイト文字がデータ通信の境界(チャンク)をまたぐと、文字が分割されて不正な文字(U+FFFD)に置き換わり、文字化けが発生することがありました。

変更後

UTF-8シーケンスがチャンクで分断された場合でも、適切にバッファリングして結合するようストリーム処理が改善されました。

ユーザーへの恩恵

日本語を含む複雑なプロンプトや回答をプログラム経由でやり取りする際、文字化けのない正確なデータを保証できます。

関連ドキュメント

Fixed
[VSCode] ドロップダウンメニューにおいて、入力中や矢印キー操作中にマウスがリスト上にあると誤った項目が選択される問題を修正しました。
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[VSCode] Fixed dropdown menus selecting the wrong item when the mouse was over the list while typing or using arrow keys
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