Claude Code v2.1.78

変更項目: 26件

CHANGELOG.md

このバージョンの概要

このアップデートでは、大規模セッションの再開速度やメモリ使用量の改善、tmux 環境での通知連携の強化など、開発体験の向上が図られました。また、サンドボックス環境でのセキュリティ境界が強化され、依存関係が不足している場合の警告表示や、重要なメタデータディレクトリの保護が追加されています。さらに、カスタムモデルのメニュー追加やプラグインの永続データ管理など、より柔軟なカスタマイズを可能にする機能も導入されました。

Added 追加 (4件)

Added
APIエラー(レート制限、認証失敗など)によりターンが終了した際に発火する StopFailure フックイベントを追加
英語原文を表示
Added StopFailure hook event that fires when the turn ends due to an API error (rate limit, auth failure, etc.)

変更前

APIエラーで処理が中断された場合、それをフックして自動的に通知を送ったりログを記録したりする仕組みがありませんでした。

変更後

StopFailure イベントにより、レート制限や認証エラーなどの失敗を検知して特定のスクリプトを実行できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

エラー発生時の後処理を自動化し、モニタリングやトラブルシューティングの効率を向上させることができます。

Added
プラグインのアップデート後も状態を維持できる ${CLAUDE_PLUGIN_DATA} 変数を追加(アンインストール時には削除確認を表示)
英語原文を表示
Added ${CLAUDE_PLUGIN_DATA} variable for plugin persistent state that survives plugin updates; /plugin uninstall prompts before deleting it

変更前

プラグインが更新されると、そのプラグインが保持していたデータや状態が失われる可能性がありました。

変更後

永続的なデータディレクトリ ${CLAUDE_PLUGIN_DATA} が導入され、アップデート後も設定やデータを引き継げるようになりました。

ユーザーへの恩恵

プラグインの再設定が不要になり、長期的な利用における利便性とデータ安全性が向上します。

Added
プラグイン提供のサブエージェント向けに frontmatter での effortmaxTurnsdisallowedTools 設定をサポート
英語原文を表示
Added effort, maxTurns, and disallowedTools frontmatter support for plugin-shipped agents

変更前

プラグインに含まれるサブエージェントの思考レベルや最大ターン数、使用禁止ツールの制限を詳細に制御することが困難でした。

変更後

サブエージェントの定義ファイル(frontmatter)から、これら高度なパラメーターを直接指定できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

開発者はエージェントの挙動をより精密にチューニングしたプラグインを配布・利用できるようになります。

関連ドキュメント

Added
環境変数 ANTHROPIC_CUSTOM_MODEL_OPTION により、モデル選択メニューにカスタム項目を追加可能に
英語原文を表示
Added ANTHROPIC_CUSTOM_MODEL_OPTION env var to add a custom entry to the /model picker, with optional _NAME and _DESCRIPTION suffixed vars for display

変更前

社内プロキシや独自のゲートウェイ経由でモデルを利用している場合、標準のメニューからそれらを選択できるように設定するのが困難でした。

変更後

環境変数を通じて、自分たちのインフラに合わせた任意のモデル名と説明をメニューに追加できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

企業独自のモデルエンドポイントなどを Claude Code から直接選びやすくなり、社内標準としての展開が容易になります。

Changed 変更 (3件)

Changed
tmux 内での実行時、set -g allow-passthrough on 設定によりターミナル通知が外部ターミナルまで到達するよう改善
英語原文を表示
Terminal notifications (iTerm2/Kitty/Ghostty popups, progress bar) now reach the outer terminal when running inside tmux with set -g allow-passthrough on

変更前

tmux の内側で Claude Code を実行していると、プログレスバーやポップアップ通知が外部のターミナルに正しく表示されないことがありました。

変更後

tmux のパススルー設定を介して、iTerm2、Ghostty、Kitty などの高度な通知機能が正しく動作するようになりました。

ユーザーへの恩恵

仮想端末環境を使用している場合でも、進捗状況や通知をリアルタイムに把握できるようになります。

関連ドキュメント

Changed
応答テキストが生成されるのと同時に、一行ずつストリーミング表示されるように変更されました。
英語原文を表示
Response text now streams line-by-line as it's generated
Changed
セキュリティ:サンドボックス依存関係が不足している場合に警告なしで無効化される問題を修正し、起動時に警告を表示
英語原文を表示
**Security:** Fixed silent sandbox disable when sandbox.enabled: true is set but dependencies are missing — now shows a visible startup warning

変更前

サンドボックス設定が有効でも、必要なツールがない場合に無言で機能がオフになっており、セキュリティ上の死角となっていました。

変更後

起動時に依存関係の不足を明示的に警告するようになり、安全な状態であるかどうかを確実に把握できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

設定したセキュリティ境界が機能していないことに気づかないまま作業を続けるリスクを回避できます。

関連ドキュメント

Improved 改善 (1件)

Improved
大規模なセッションを再開する際のメモリ使用量と起動時間を改善しました。
英語原文を表示
Improved memory usage and startup time when resuming large sessions

Fixed 修正 (18件)

Fixed
Linuxのサンドボックス内での git log HEAD のエラー、およびスタブファイルによる git status の汚染を修正
英語原文を表示
Fixed git log HEAD failing with "ambiguous argument" inside sandboxed Bash on Linux, and stub files polluting git status in the working directory

変更前

Linux のサンドボックス環境で Git 操作を行うと、「引数が曖昧」というエラーが出たり、不要なファイルが Git ステータスに表示されたりしていました。

変更後

サンドボックス内での Git コマンドの互換性が修正され、作業ディレクトリを汚さずに正確なログ確認やステータス表示が可能になりました。

ユーザーへの恩恵

Linux ユーザーがセキュリティ機能を有効にしたままでも、ストレスなく Git ワークフローを継続できます。

関連ドキュメント

Fixed
サブエージェントを使用した 5MB を超える大規模セッションにおいて、履歴が警告なく切り捨てられる問題を修正
英語原文を表示
Fixed cc log and --resume silently truncating conversation history on large sessions (>5 MB) that used subagents

変更前

会話履歴が非常に長いセッションで、以前のやり取りがいつの間にか消えてしまい、コンテキストが失われるリスクがありました。

変更後

大規模なセッションデータの処理が改善され、サブエージェントを含む複雑な履歴も正しく保持・再開できるようになりました。

ユーザーへの恩恵

長期間にわたる複雑な開発タスクでも、Claude が過去の経緯を忘れずにサポートし続けられます。

関連ドキュメント

Fixed
APIエラーが stop フックを誘発し、モデルにエラーを再入力し続けてしまう無限ループを修正
英語原文を表示
Fixed infinite loop when API errors triggered stop hooks that re-fed blocking errors to the model

変更前

特定の API エラーが発生した際、エラー処理のフック自体が新たなエラーを引き起こし、処理が止まらなくなる不具合がありました。

変更後

エラー発生時のループ検知と処理フローが改善され、無限ループに陥ることなく安全に停止するようになりました。

ユーザーへの恩恵

予期せぬエラー発生時でもリソースやトークンの浪費を防ぎ、安定した動作が保証されます。

Fixed
MCPサーバーを拒否設定にしても、モデルにツールが表示され実行を試みてしまう問題を修正
英語原文を表示
Fixed deny: ["mcp__servername"] permission rules not removing MCP server tools before sending to the model, allowing it to see and attempt blocked tools

変更前

特定の MCP サーバーをパーミッションで deny に設定していても、Claude がその存在を認識してしまい、実行に失敗する無駄な試行をしていました。

変更後

拒否されたツールはモデルに送られる前に完全に削除されるようになり、Claude は許可されたツールのみを認識します。

ユーザーへの恩恵

無駄なツール呼び出しが減り、モデルの判断の正確性とレスポンス速度が向上します。

関連ドキュメント

Fixed
サンドボックスの書き込み許可設定で、絶対パスが正しく動作しない不具合を修正
英語原文を表示
Fixed sandbox.filesystem.allowWrite not working with absolute paths (previously required // prefix)

変更前

サンドボックス環境での書き込み許可パスを指定する際、常に // 接頭辞が必要であり、通常の絶対パス指定が機能しませんでした。

変更後

標準的な絶対パスによる指定が可能になり、設定ファイルの記述がより直感的になりました。

ユーザーへの恩恵

環境構築時の設定ミスが減り、サンドボックス機能をより簡単に導入できるようになります。

関連ドキュメント

Fixed
macOS 上の /sandbox 依存関係タブに、誤って Linux 向けの要件が表示される問題を修正
英語原文を表示
Fixed /sandbox Dependencies tab showing Linux prerequisites on macOS instead of macOS-specific info

変更前

macOS でサンドボックス設定を確認した際、不要な Linux 用パッケージ(bubblewrap など)のインストールを促される混乱がありました。

変更後

OS を正しく判別し、macOS では標準の Seatbelt フレームワークが使用されることが正しく表示されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

ユーザーが自分の環境に合った正しい情報を得られるようになり、セットアップの迷いが解消されます。

Fixed
bypassPermissions モードにおいて、.git.claude などの保護ディレクトリがプロンプトなしで書き換え可能な問題を修正
英語原文を表示
Fixed .git, .claude, and other protected directories being writable without a prompt in bypassPermissions mode

変更前

全許可モード(危険な設定)を使用している際、Git や Claude Code 自体の重要な設定ファイルまでが Claude によって意図せず上書きされるリスクがありました。

変更後

重要なシステム・メタデータディレクトリについては、たとえ全許可モードであっても保護が適用されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

高度な自動化を行っている最中でも、プロジェクトの根幹となる構成を破壊される心配がなくなります。

関連ドキュメント

Fixed
ノーマルモードでの Ctrl+U を「行の削除(readline)」として動作するように修正し、スクロール動作は履歴モードのみに限定されました。
英語原文を表示
Fixed ctrl+u in normal mode scrolling instead of readline kill-line (ctrl+u/ctrl+d half-page scroll moved to transcript mode only)
Fixed
ボイスモードの修飾キーの組み合わせ(Ctrl+Kなど)による Push-to-Talk が、長押しせずとも即座に反応するように修正されました。
英語原文を表示
Fixed voice mode modifier-combo push-to-talk keybindings (e.g. ctrl+k) requiring a hold instead of activating immediately
Fixed
WSL2 (WSLg) 上でのボイスモードの動作を修正し、WSL1 または Windows 10 のユーザーには明確なエラーを表示するようにしました。
英語原文を表示
Fixed voice mode not working on WSL2 with WSLg (Windows 11); WSL1/Win10 users now get a clear error
Fixed
--worktree フラグ使用時に、ワークツリーディレクトリ内のスキルやフックが読み込まれない問題を修正
英語原文を表示
Fixed --worktree flag not loading skills and hooks from the worktree directory

変更前

Git ワークツリーを利用した並行作業中に、そのワークツリー独自の自動化スクリプトやカスタムスキルが認識されませんでした。

変更後

ワークツリー環境からでも正しく設定ファイルが読み込まれ、メイン環境と同じ自動化機能が利用可能になりました。

ユーザーへの恩恵

複数の機能を並行して開発する際も、一貫した開発体験と自動化ツールを維持できます。

関連ドキュメント

Fixed
Git指示の無効化設定を行っても、システムプロンプトに git status セクションが残ってしまう問題を修正
英語原文を表示
Fixed CLAUDE_CODE_DISABLE_GIT_INSTRUCTIONS and includeGitInstructions setting not suppressing the git status section in the system prompt

変更前

独自の Git ワークフローを定義するために標準の指示をオフにしても、一部の Git 情報がプロンプトに含まれ続けて干渉することがありました。

変更後

設定により Git 関連の指示を完全に抑制できるようになり、カスタムスキルの挙動が安定しました。

ユーザーへの恩恵

特定のチーム開発フローや、標準とは異なる Git の使い方に Claude を完全に適応させやすくなります。

関連ドキュメント

Fixed
DockやSpotlightからVS Codeを起動した際、Bashツールが Homebrew などのパスを見つけられない問題を修正
英語原文を表示
Fixed Bash tool not finding Homebrew and other PATH-dependent binaries when VS Code is launched from Dock/Spotlight

変更前

VS Code をアイコンクリックで起動すると、ターミナルのパス設定が引き継がれず、npmbrew などのコマンドが Claude から実行できないことがありました。

変更後

実行環境のパス解決が強化され、VS Code の起動方法によらず必要なツールを正しく見つけられるようになりました。

ユーザーへの恩恵

ツールの実行失敗で作業が中断されることがなくなり、シームレスに開発を継続できます。

Fixed
Truecolor 非対応のターミナルで Claude のブランドカラー(オレンジ)が白飛びして見える問題を修正
英語原文を表示
Fixed washed-out Claude orange color in VS Code/Cursor/code-server terminals that don't advertise truecolor support

変更前

一部のターミナル環境において、Claude の応答などのオレンジ色のテキストが非常に見づらくなっていました。

変更後

ターミナルの色再現能力に合わせて色が適切にフォールバックされるよう調整されました。

ユーザーへの恩恵

あらゆる環境で視認性が確保され、インターフェースを快適に使用できるようになります。

関連ドキュメント

Fixed
Haikuモデルの使用時に ANTHROPIC_BETAS 環境変数が無視される問題を修正しました
英語原文を表示
Fixed ANTHROPIC_BETAS environment variable being silently ignored when using Haiku models

変更前

Haikuモデル(Claude 3 Haikuや3.5 Haikuなど)を使用してClaude Codeを実行する際、ベータ機能を利用するための ANTHROPIC_BETAS 環境変数を設定しても、システム側でサイレントに無視されていました。

変更後

Haikuモデルを使用する場合でも ANTHROPIC_BETAS ヘッダーが正しくAPIリクエストに反映されるようになりました。

ユーザーへの恩恵

軽量で高速なHaikuモデルをメインまたはサブエージェントとして利用している環境でも、最新のベータ機能や実験的なプロンプトキャッシュ機能を確実に有効化できるようになります。

Fixed
キューに入れられたプロンプトが、改行なしで連結されてしまう問題を修正しました。
英語原文を表示
Fixed queued prompts being concatenated without a newline separator
Fixed
[VSCode] すでに認証済みであるにもかかわらず、サイドバーを開いた際に一瞬ログイン画面が表示される問題を修正しました。
英語原文を表示
[VSCode] Fixed a brief flash of the login screen when opening the sidebar while already authenticated
Fixed
[VSCode] Opus 選択時のレート制限エラーを修正。プランが不明なユーザーには、1Mコンテキストの選択肢を表示しないように変更しました。
英語原文を表示
[VSCode] Fixed "API Error: Rate limit reached" when selecting Opus — model dropdown no longer offers 1M context variant to subscribers whose plan tier is unknown
シェア: X はてブ